法律トラブルには精神的な負担がかかる−法律とメンタルヘルス−
こんにちは。リーガルライターの法崎ゆい(ほうさきゆい)です。現在、私は主に法律関連のライターとして活動しています。
なかでも刑事事件について書くことが多いのですが、交通事故にかかわる医療や医療訴訟についての文章を扱うこともよくあります。
そして、実は、いくつかの医療メディアの運営にも携わっています。
今日は「法律×医療」について、自分が関心を持った経緯・医療関係に携わっている理由・考えていることなどを書かせてください。
法律問題はメンタルヘルスと切り離せない
医療メディアのなかで法律に関連する記事を担当することもありますし、法律とは関係なく医療分野全般の企画・編集・ディレクションを担当するものもあります。
法律ライターとして、私がとくに興味関心を寄せているのがメンタルヘルスです。それゆえ、精神医療に特化したオウンドメディアにもかかわっています。
精神科に通院している方のなかで法律問題に直面している方は多くはないでしょう。けれど、法律問題に直面している方には大きな精神的負担がかかっているというケースは非常に多いはずです。
というか、大きな精神的負担を抱えている方のほうが多いのではないでしょうか。
私自身、法律問題に直面したことは1度や2度ではありません(自慢できることではないですが 笑)。
これまで自営業で生きてきた時間が長いのでトラブルに巻き込まれることもありましたし、トラブルとかではなく商業登記や契約など法律の専門家の力をお借りする機会も多かったです。
そして、周りにも経営者やフリーランスが多いですし、アメリカに住んだり仕事をしたりしていたことがあり、アメリカの友人たちと縁が深いこともあって(アメリカは訴訟社会といわれますよね)、法律問題に悩む友人たちの話を聞く機会も非常に多かったです。
だからこそ、当事者にとってメンタルケアがいかに重要か、身をもって理解しているつもりです。
病院・薬ぎらいから、医療への関心が高まった経緯
そもそも法律への関心は10代のころからありましたが、医療については30代に入るまでまったく興味がありませんでした。病院に行くのも、お薬を飲むのも嫌いだったんです。
けれど、母ががんを患ったことから、医療への関心が高まっていきました。
がんそのものについてというより、母を支えてくださった医師や看護師の方々に大きなリスペクトが湧いたことから興味を持ったんです。
同時に、自分が社会人になってから改めて法律を勉強したり、副業で医学部志望の学生さんに英語を教えたりするなかで、医師になるにはどれだけ勉強をしなければならないのか、それがいかに難しいことかも実感していくことになりました。
そして、こんなにも大変な積み重ねで医師になったとして、何年も毎日毎日誠実に医療を届けてきたとしても、1度のミスで大きな訴訟に発展してしまうようなリスクもあるなんて……!とも感じるようになりました。
大学の授業で受けた、医事法の影響
そんな折、私は社会人として法学部に入学し直すことになります。
法科大学院という選択肢もあったのですが、司法試験一点集中で勉強をするよりも、改めてもっと幅広い法律について学びたいと考え、学部にしました。
医療への関心が高まっていたことから医事法の授業を受けることにし、さまざまな内容を学びましたが、なかでも精神疾患に関連するテーマを学べたことは、現在のお仕事にも大きな影響を与えています。
授業では、精神疾患に関連する法的対応について学んだのであり(医療保護入院や措置入院など精神障害を持つ方の入院制度・心神喪失者の刑事事件における処遇など)、病気としての精神疾患そのものについて学ぶ内容だったわけではありません。
けれど、医事法の授業を通じて感じたこと・法律ライターとしてさまざまな分野について書いてきて日々感じていること・医療メディアにも関わるなかで感じることがリンクして、「法律とメンタルヘルス」について、もっと自分なりに探求していきたいなと思うようになりました。
これから
私は精神科医でもなければ、保健士でも、カウンセラーでもありません。なので、あまりに医学的に専門的な領域に踏み入って文章化するつもりはありません。
あくまでも、大切な人が法律問題に直面したときに心を支えたいと思うように。そのとき励ましたり、こんな情報があるよと提示したりするように。
関わっている医療メディアの医師たちの記事などを参考にしながら、自分なりに「メンタルヘルスと法律」について勉強&探求しつつ、「法律問題に直面したとき、精神的な負荷にどう向き合うか」など、考えたことや感じたことを書いていったりもしたいなと思います。
おわりに
私は、法律問題で悩む方にとって、メンタルヘルスの観点は切り離せないものだと考えています。だからこそ、少しでも苦しいときは、弁護士はもちろん、医師の力も借りていいと思います。
だけど、精神科って、センシティブな科目ですよね。「薬づけになる」など不用意に恐怖を煽られているのも見かけたりします。「専門家に頼ってもいいことがなかった」という方々の声も見かけたりします。
いろんな視点があるし、いろんな医師や弁護士がいるので、一概には言えませんが素晴らしい専門家は、ほんとうに多いです。
私は、医療従事者の方々や法律の専門家の方々と多くかかわるお仕事をさせていただいているので、専門家にもいろんな人がいることも知っています。基本的には、専門家も専門家である前に人間なので、合う・合わないや、性格・言い方・大事にしていること・方針などがあるんですよね。
だから、医師であっても弁護士であっても、諦めずに自分に合う専門家を探してほしいと思います。法律トラブルで不安な方々が、よりよい人生や安心できる毎日を送れますように。
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