リーガルライター、未経験からの始め方【ライター経験or法律知識がある方向け】
こんにちは。フリーランスのリーガルライター法崎ゆい(ほうさきゆい)です。
今回は、リーガルライターのお仕事に興味があるという方に向けて、私の経験をもとに未経験からリーガルライターとしてキャリアを築く方法をお伝えできればと思います。
私は、法律事務所や法律メディアの記事を執筆しています。お仕事内容についてはこちらの記事もぜひご覧ください。
>>リーガルライターとは?法律をわかりやすく伝える法律ライターのお仕事について
今回は「ライター経験があるけれど法律の知識がない方」と「法律の勉強をしていたけれどライター経験がない方」に分けて、具体的な始め方を解説します。
ライター経験があるけれど法律の知識がない方の場合
ライターとしての経験があれば、文章を書く力や情報整理のスキルはすでに備わっているはずです。そのため、リーガルライターとして活動するためには、次のようなステップを踏むのがおすすめです。
1.法律知識を身につける
リーガルライターとして信頼を得るには、ある程度の法律知識が必要です。それを証明する必要もあるため、初学者向けの法律系の資格をとることをおすすめします。
士業の国家資格を取得してから……となると、あまりにも長い道のりになってしまうので、初歩〜基本レベルの検定に合格するといいと思います。おすすめなのは、次の2つです。
・法学検定 ベーシック
・ビジネス実務法務検定 3級
資格についてはいずれ別の記事で詳しく解説するつもりです。
これらの資格は基礎レベルですが、それでも法律の知識がない方にとってはむずかしいと思うので、上記を目標としながら、まずは弁護士&司法試験予備校塾長の伊藤真さんの入門シリーズを読んでみてください。
私は大好きなシリーズなのですが、まったく法律知識がない方にとっても、するすると理解できて、ますます法律への興味が湧いてくるはずです!
・法学検定なら『法学入門』『民法入門』『憲法入門』『刑法入門』
・ビジネス実務法務検定なら『法学入門』『民法入門』『会社法入門』
あたりがおすすめです!
2.弁護士監修のメディアで執筆する
せっかくライターとしてのキャリアがあるなら、法律専門メディアや法律事務所が運営するサイトで執筆するのが理想です。きちんと弁護士が監修や編集をしているメディアを選ぶことでリーガルライターとしてのキャリアを築きやすくなります。
法律事務所のウェブサイトや弁護士さんのコラム代筆であれば、必ず弁護士さんがチェックします。
法律系の記事執筆経験がなくても、これまでのライターのキャリアのなかで実績を積んできた方であれば、ポートフォリオを提出してライティング力を伝えることができれば十分にチャンスがあります。
また、前述した資格を持っていることを伝えたり、テストライティングに合格したりすれば、最初から弁護士が監修するメディアで執筆するチャンスはあります。
リーガルライターを募集しているメディアのなかには、法律の専門家が関わっていないけれどコンテンツマーケティングの一環として法律がかかわる記事の執筆を求める募集も見受けられます。でも、リーガルライターを始めるとき、専門家の監修がなければ誤った情報を発信してしまうリスクがあります。
そこからさらに執筆の場を広げようとしたとき、どんなメディアでどんな情報発信をしていたかが実績として評価されるため、リーガルライターとしての信頼を積み上げるためにも、専門性の高いメディアでの執筆を目指すのがよいと思います。
法律を勉強していたがライター経験がない方の場合
法学部卒業や法律の勉強をしていた方は、すでに法律の基礎知識があります。けれど、法律の知識があるだけではリーガルライターとしてすぐに活躍できるわけではありません。
ウェブメディアを中心に活動するリーガルライターになるには、大学の論文のように専門性を突き詰めるよりも、読者が求める&発信元が伝えたいある程度の内容をわかりやすく伝えるスキルが必要とされます。
1.法律知識のない方にとってわかりやすく書く練習をする
基本的には法律専門用語を多用せず、誰でも理解しやすい文章を書く力を身につけることが大切です。法律専門用語を使う場合も、解説を入れながら伝えなければいけません。
難しい言葉はできるだけかみ砕いて、身近な人や出来事で想像できるよう具体例を交えて説明すると伝わりやすいです。
また、メディアによって求められる文体は異なりますが、読者に話しかけるような気持ちで書くと伝わりやすくなるかなと思います。
法律で学ぶ訴状や判例は、一文がものすごく長いことが多いですよね。でも、ウェブメディアでは一文を短めにして簡潔に伝えることが大切です。とくにスマートフォンで記事を読む人が多いので、一文が100文字以上になるとなかなか読まれません。メディアの方針や何を伝えるかにもよりますが40〜60字程度がよいとされます。
2.テストライティングにチャレンジする
リーガルライターの募集には、テストライティングが課されることが多いので、まずはチャレンジしてみるとよいでしょう。
ライター経験があることよりも法律知識があることを求めている募集も多いですし、予備試験の勉強をしている方や受験経験がある方を歓迎する法律事務所なども少なくありません。
私は、PR会社に勤めていたころからさまざまな業界のウェブメディアに携わってきたのですが、法律事務所はとくに、未来の法曹人材をサポートしようという意図で未経験でもチャンスを与えている求人が多いと感じます。
テストライティングに備えるために、応募する法律事務所が公開している弁護士コラムなどを読んで、文章の構成や表現方法を研究して真似しながらが執筆してみるのがおすすめです。実際に真似をして書いてみると、求められる文章のレベルや書き方がわかります。
まとめ
リーガルライターとして未経験からスタートするには、ライティング経験や法律知識の有無に応じた準備が必要です。
専門性が求められるお仕事ではありますが、その分やりがいや重要性も高く、正しいステップを踏めば未経験からでも活躍できる可能性があるお仕事です。
みなさまのキャリアが拓けますように。
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