推し活で借金どうしたらいい?リーガルライターが教える「推しとお金」の話

こんにちは。フリーランスのリーガルライター法崎ゆいです。

みなさんには推しがいますか?私は、10代のころ推し活(なんて言葉なかったけど)にハマったこともありますし、いまも周りに推し活に励んでいる友人たちはたくさんいます。

そして、世間的には推し活による借金問題が増えている……とも聞きますので、リーガルライターの視点から推し活と借金について、どうやって解決したらいいかも含めて書いてみたいと思います。


そもそも借金=悪ではない。どこからが危険なの?

借金と聞くと、それだけで悪いことのように感じる方もいます。でも、必ずしもそうではありません。

たとえば、教育ローン・奨学金・住宅ローンなど、目的がはっきりしていて、無理なく返済できるのであれば「借金=悪」ではないですよね。

それに、経営者には「借金=善」どころか「借金=勲章」的な捉え方をする方も少なくありません。

それは、借金ができるというのは「この人・企業なら返せるという信用がある証」でもあるからです。実際、ある銀行からお金を借りて事業をしていくなかで返済ができれば、ほかの銀行からも借りやすくなるなど、返済実績として評価の対象になるんです。


でも、推し活にお金を使いすぎて、次のような状態になっているなら、注意が必要です。黄色信号ですかね。

・手元にお金がないのにCDやグッズをまとめ買いしてしまう
・リボ払いやキャッシングで毎月返済に追われている
・生活費が足りなくなって、消費者金融に手を出してしまった など


借金の額は大きくないとしても、毎月の返済が生活費を圧迫しているなら要注意です。具体的には、月収20万円の方が毎月5万円以上を返済に回しているレベルなら、見直すべきといえます。


推し活で借金を増やしてしまうことのリスク

好きな人や物に夢中になれるのって、すごく素敵なことですよね!

なのに、「推しのため」と思ってお金をたくさん使ってしまって、だんだん自分を追い詰めてしまうと、本末転倒です。

お金が足りないなかで推し活がいきすぎると、節約のために自分でグッズをつくったら権利を侵害していたとか、追い詰められた結果チケット詐欺やグッズの転売をしてしまったとか、違法行為に手を出してしまうリスクもあります。

お金の稼ぎ方事態、違法な手段に変わっていってしまう事例だって少なくありません。

そんなことの積み重ねで、たとえば自己破産をすることになったら、高額なグッズコレクションが差し押さえの対象になって手元に残らなくなる可能性だってあります。


私も、今でこそ推し活にハマってはいないものの、かつて10代のころは舞台を観に行ったり、グッズを買ったり、たくさんお金を使っていました。

当時は“推し活”という言葉もなく、SNSもいまほど普及していなかったし、クレジットカードも持っていなかったし、運よく親が経営をしていた比較的金銭的な余裕があり、おおごとになることはなかったのですが……。運がよかっただけで、ヒートアップしてしまう気持ち自体はわかります。

でも、やっぱり推しからはよい影響をもらって、あらゆる面で豊かだといえる人生を送れることが、理想じゃないかなって思います。


推し活の借金は、自己破産できない!?借金問題を解決する方法

借金が増えたら、最終手段として自己破産をしようと考えている方もいるのではないでしょうか。

でも、推し活でできた借金は浪費だとみなされて、免責不許可事由というものにあたってしまい自己破産が認められない可能性があるんです。

なかには弁護士さんのサポートや裁判所の判断次第では、自己破産できるケースもありますが「最終的には自己破産すればいいや」という考えは通らないんです。

そのため、少しでも借金が増えていて不安だとう方は、弁護士さんなどの専門家に依頼して早いうちに解決策を模索するようにしてください。

借金問題は、解決できるものです。そう言い切ってしまうのはよくないかもしれませんが、意外と、一般的には知られていなくても、法律に則った救済措置というのはいろいろあります。

だから、思い詰めないでほしいです。


たとえば、任意整理という方法や個人再生という方法があります。

任意整理が向いているのは、借金総額が100万円〜300万円程度で月々の返済が5〜6万円で、返済が苦しくなってきたようなケースです。借金をした業者が2〜3社程度が適していると思います。

個人再生が向いているのは、借金総額が300万〜500万円以上あるケースです。会社員などある程度の安定収入がある方で、自己破産のように家などの財産を残せないのは困るという方に向いています。

詳しくここでも記事にして書こうと思いますが、気になる方はぜひ調べてみてください。法律事務所のコラムなどたくさん記事が出てきますよ。


まとめ

改めて、好きな人や物に夢中になれることは、すごく素敵なことです。

でも、自分の生活と推し活のバランスが崩れて、借金を重ね、自分の生活を犠牲にしてしまったら、結局、推し活すら続けられなくなってしまうかもしれません。

少しでも返済が苦しいと感じているなら、それはすでに専門家に相談するタイミングです。

弁護士さんに依頼するとなるとそれなりにお金もかかるものではありますが、無料相談を利用してみるだけでも解決のいとぐちがみつかると思います。自治体の無料相談や法テラスなどの支援機関をあたってみるのもいいと思います。

推し活も、自分の人生も、どちらも大切にしていけますように。